サジェスト汚染とは?原因や放置してはいけない理由、対策などについて解説

SORILa編集部

「サジェスト汚染とは?」
「サジェスト汚染の原因とは?」
「サジェスト汚染の対策とは?」

検索エンジンを利用する際、「〇〇 詐欺」「〇〇 まずい」など検索キーワードの他にネガティブなキーワードが表示されるのを見たことがあると思います。自社名や商品名、サービス名を検索した際、同様の事象が発生すると、ユーザーにネガティブな印象を与える可能性が高いです。この状況がサジェスト汚染と呼ばれています。

サジェスト汚染を放置するのはリスクがあることは、想像に難くないでしょう。しかし、どのように対策したらよいのかわからない企業も多いのが現状です。

そこで今回は、サジェスト汚染がどのようなものなのか、原因や放置してはいけない理由、対策などについて解説します。サジェスト汚染の被害にあわれている企業は、ぜひ参考にしてみてください。

サジェスト汚染とは

サジェストとは、Googleなどで検索する際、入力した文字の下部に自動表示される2個目、3個目のキーワードのことです。サジェスト汚染とは、特定キーワードを検索したときに表示されるサジェストが、自社や商品、サービスなどにネガティブな印象を与える状態をさします。

例えば、「〇〇 詐欺」「〇〇 ブラック」といったキーワードが、自社や商品、サービスの検索時に表示される状態が、サジェスト汚染です。サジェスト汚染されたキーワードは、ユーザーにクリックされやすい傾向があります。そのため、自社や商品、サービスの評判が悪くなり、大きなダメージにつながる可能性が高いでしょう。

サジェスト汚染が発生する仕組み

サジェストはGoogleのアルゴリズムによって自動生成されます。Googleのサジェストはオートコンプリートと呼ばれており、以下のキーワードをベースに生成されています。

  • クエリの言語
  • クエリが実行される場所
  • クエリで注目を集めている関心事
  • ユーザーの過去の検索

出典:Google検索ヘルプ/Google のオートコンプリートの候補の仕組み

「クエリ」とは、ユーザーが使用する検索キーワードのことです。また、オートコンプリートはユーザーの過去の検索内容や頻度に加え、WEB全体の検索傾向も踏まえ、最適なキーワードを抽出する点が特徴です。

したがって、ネガティブなキーワードと一緒に自社やサービス、商品が検索される回数が増えることで、サジェスト汚染が発生しやすくなります。

サジェスト汚染の原因は3つ

サジェスト汚染は、いくつかの原因によって発生します。サジェスト汚染の主な原因を確認しておきましょう。

原因1.ユーザーの興味本位によるクリック

サジェストはユーザーにクリックされやすい傾向があるので、興味を持ったユーザーが増えることでサジェスト汚染につながる可能性が高いです。そのため、ユーザーが意図的にサジェスト汚染を発生させているわけではない場合もあります。

ネガティブなサジェストはユーザーの興味を惹きやすく、内容を確かめるために検索されるケースが多いため、サジェスト汚染が進みやすくなるので早めの対処が必要です。自社にとってネガティブな投稿やWEBサイト上のコンテンツなどが存在する場合、それらがSNSで拡散されると、さらにサジェスト汚染の被害が甚大になる可能性があります。

原因2.意図せぬキーワードとの関連性

ユーザーが検索するネガティブキーワードと、自社やサービス、商品との関連性が高いケースも、サジェスト汚染の原因になり得ます。例えば、特定のキャラクターなどを題材にした商品やサービスの評判が悪い場合、同じ名前の企業や商品、サービスにサジェスト汚染が発生する可能性はあります。

直接的にサジェスト汚染の対象になるわけではないので、風評被害にはつながりにくいですが、少なからず悪影響を受ける可能性はあるので、なんらかの対策は必要でしょう。

原因3.悪意ある第三者によるサジェスト汚染

サジェストの仕組みを知っているユーザーが、特定対象の攻撃を目的にしてサジェスト汚染をしかけることもあります。個人的な恨みなどで悪意を持ったユーザーが、特定の相手や企業にサジェスト汚染をしかけることもあるようです。

サジェストの仕組みを知っている悪意あるユーザーが、ネット掲示板などで特定のキーワードとネガティブなキーワードの同時入力を励行し、それに賛同したユーザーによる検索回数が上がった結果、サジェスト汚染につながる可能性があります。

サジェスト汚染を放置してはいけない理由

サジェスト汚染を放置するのは非常に危険です。すぐに対処するべき理由を解説します。

収益やブランドイメージの悪化につながる

自社や商品、サービスがサジェスト汚染による誹謗中傷被害を受けると、収益やブランドイメージが悪化します。その結果、商品の購入やサービスの利用を控えるユーザーが増え、収益が大幅に悪化し、最悪の場合、倒産などに追い込まれる可能性もあるでしょう。

例えば、飲食店を検索する際「〇〇 まずい」「〇〇 不潔」といったサジェストが表示されると、利用を控えるユーザーが増える可能性が高いです。たとえ事実無根の内容だったとしても、早急に対処しなければ、大きな被害につながりかねません。

優秀な人材が雇用できなくなる

「企業名 ブラック」などのサジェストが表示されることで、採用活動に悪影響を与える可能性もあります。少子高齢化による労働人口が年々減少している現在において、優秀な人材を確保することは、すべての企業にとって非常に重要な課題です。

サジェスト汚染の被害にあうと、採用しても優秀な人材が来てくれなくなるリスクが危惧されます。また、自社に対して誇りを持てなくなった社員のモチベーションが下がり、離職率が上がることも懸念されます。

その結果、企業活動の継続が困難になり、競争力や収益の低下につながるケースもあり得るでしょう。

信用回復に多くの時間とコストがかかる

サジェスト汚染によって失墜したイメージの回復には、多大な時間と労力が必要です。そのため、長期間収益の悪化が続き、信頼が回復する前に倒産してしまう企業も散見されます。

サジェスト汚染は早期に発見して、すぐに対策を打たなくてはいけません。しかし、サジェスト汚染をなくすためには専門的な知識が必要なため、自社内で解決することが難しい点は悩ましいところでしょう。

サジェスト汚染の対策は4つ

サジェスト汚染には、早めの対処が必要です。ここではサジェスト汚染対策を4つ紹介します。

対策1.GoogleやYahoo!への削除申請

GoogleやYahoo!などの削除依頼フォームから申請することで、削除対応に応じてもらえる場合があります。Googleで削除申請を行う場合には、以下のリンクにアクセスして必要事項を記入し、不適切だと考えるキーワードおよび、スクリーンショットを添付して申請を行います。

参考:Google/Legalヘルプ 法律に基づく削除に関する問題を報告する

なお、削除対象になるサジェストはGoogleのオートコンプリートポリシーに定められているため、事前に確認しておきましょう。

  • 危険なコンテンツ
  • ハラスメント コンテンツ
  • ヘイト コンテンツ
  • 露骨な性表現を含むコンテンツ
  • テロに関するコンテンツ
  • 暴力や流血
  • 下品な言葉や冒とく的表現

出典:Google検索へルプ/Google のオートコンプリート候補を管理する

一方、Yahoo!でサジェストの削除申請を行う場合は、以下のフォームから申請できます。

参考:Yahoo!ヘルプ/Yahoo!検索 – お問い合わせフォーム

ただし、判断するのはGoogleやYahoo!になるため、確実に消してもらえる保証はない点に注意が必要です。

対策2.サイトの運営会社にネガティブコンテンツの削除を依頼

サジェスト汚染の原因になっていると思われるサイトの記事などを発見した場合は、運営会社に連絡して削除してもらうよう依頼しましょう。交渉に応じてもらえれば、対象コンテンツを削除してもらえる可能性があります。

ただし、SNSやネット掲示板の場合、ユーザーに削除を承諾してもらう必要があるため、すぐに対応してもらえないケースや、対応してもらえないケースが多いです。特に匿名で投稿するSNSやネット掲示板ではユーザーの特定が難しいため、かなりの時間をかけた結果、削除できないケースもあり得るでしょう。

対策3.弁護士に依頼

サイト運営会社やネガティブコンテンツを投稿したユーザーが削除に応じない場合や、誹謗中傷被害が甚大な場合は、弁護士に依頼する方法もあります。

弁護士に削除申請代行を依頼し企業側と交渉してもらい、送信防止措置依頼書をサイトの運営会社やプロバイダに提出することで、削除対応に応じてもらいやすくなるでしょう。また、投稿者を特定できない場合は、誹謗中傷投稿を行った相手のIPアドレスの開示請求を実施することも可能です。

IPアドレスを特定できれば、ネガティブコンテンツを投稿したユーザーをより特定しやすくなります。弁護士に依頼すると、裁判沙汰になった場合でも安心でしょう。

ただし、弁護士に依頼してネガティブコンテンツの削除対応を行う場合、時間と工数が非常にかかる点がデメリットです。また、相手を特定してネガティブコンテンツを削除できたからといって、すぐにサジェスト汚染が抑制されるわけではない点にも留意しなくてはいけません。

なお、誹謗中傷コンテンツの削除を弁護士に依頼する件については、以下の記事でも詳しく解説しているので併せてご確認ください。

ネット上の誹謗中傷を弁護士が削除 犯人の特定や損害賠償請求もできる

対策4.誹謗中傷対策の実施

対象コンテンツを削除できない場合は、専門の業者に誹謗中傷対策を依頼する方法もあります。例えば逆SEOと呼ばれる、誹謗中傷の原因となっているサイトの検索順位を下げることによって、ユーザーがネガティブコンテンツを目にする機会を減らし、サジェスト汚染の抑制につなげることが可能です。

逆SEOでは、サジェスト汚染の原因になっているコンテンツを削除することはできません。しかし、サジェスト汚染の被害を抑制できる点がメリットです。ただし、逆SEOの効果が出るまでには、1か月以上の期間が必要なので、できるだけ早めに依頼して対策を打たなければ被害が大きくなってしまうでしょう。

なお、誹謗中傷対策については、以下の記事でも解説しているので参考にしてみてください。

誹謗中傷は削除できる 依頼方法や費用を紹介

サジェスト汚染対策はプロに依頼するのが得策

サジェスト汚染は放置すると、大きな被害につながる可能性が高いです。そのため、原因を理解した上で、以下のような方法で早期に対応する必要があります。

  • GoogleやYahoo!への削除申請
  • サイトの運営会社にネガティブコンテンツの削除を依頼
  • 弁護士に依頼
  • 誹謗中傷対策の実施

ただし、サジェスト汚染の状況によって最適な方法が異なるため、慎重に判断が必要です。また、どの方法も万能ではないので、自社だけで対策を進めるのは厳しい点も否定できません。したがって、サジェスト汚染対策はプロに任せるのが得策でしょう。

エフェクチュアルでは、法律では解決できないネット炎上をWEBリスクのコンサルタントが解決する「オンライン評判管理対策」というサービスを提供しています。オンライン評判管理対策では、以下3つのサービスを提供することで、サジェスト汚染対策を実現する点が特徴です。

  • ネガティブサイト対策サービス
  • ネガティブキーワード対策サービス
  • リスク検知ツール「WEBリスククラウド」

●ネガティブサイト対策サービス

検索エンジン上の入力補助・関連検索の誹謗中傷キーワードや検索結果上の誹謗中傷サイト対策を実施するのが、ネガティブサイト対策サービスです。WEBにおける企業の情報発信力を高めることにより、Google、Yahoo!といった検索順位における誹謗中傷サイトの上位表示を抑制します。順位を10位以下に落とすことで、ユーザーが誹謗中傷サイトを閲覧する機会を大幅に減らし、サジェスト汚染のリスクを抑制することが可能です。

●ネガティブキーワード対策サービス

検索エンジンの入力補助・関連検索に表示される誹謗中傷キーワードを対策するのが、ネガティブキーワード対策サービスです。当社モニタリングシステムが、サジェスト汚染につながる誹謗中傷キーワードを早期に発見します。発見した誹謗中傷キーワードに対して、迅速に対策を講じることが可能です。

●リスク検知ツール「WEBリスククラウド」

エフェクチュアルの独自開発・提供している誹謗中傷対策専門ツール「WEBリスククラウド」は、検索結果上の誹謗中傷サイトや、入力補助・関連検索の誹謗中傷キーワードが新たに発生した場合、それを検知しアラート通知します。また、誹謗中傷の表示履歴も記録されるため、対策状況を見える化できる点がメリットです。

サジェスト汚染対策を早期に実施したい場合は、オンライン評判管理対策をぜひご活用ください。

オンライン評判管理対策

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Webリスクマネジメント専門メディア『SORILa』編集部です。 株式会社エフェクチュアルのWebリスク専門コンサルタントが執筆しております。


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